施設入所のご家族様から相談を頂きました

守秘義務の関係と、活動の性格上あまり公に情報を発信していませんが、そんな中から今日は最近ご相談頂いた事柄について書いてみたいと思います。

その方は病院から老健へ入所し、その後に偶然空きのあった特別養護老人ホームに数ヶ月前に入所したそうです。 入所前までは食欲旺盛で、病気の関係でちょっと声の大きい団体生活には少し配慮が必要な方との事でした、それでも老健では職員の理解もあり元気に過されていたそうです。

ご家族からの相談を簡単に書き出してみると、

  1. 年金受取り口座を指定銀行に作らされたが、請求書も発行せず引き落としだけは期日で行う。
    →事前の請求書発行を何度かお願いしても改善せず、入金方式に変更を希望したが難色を示れた。
  2. 入所してから口数が劇的に減っていき、最近はほとんど喋らなくなってしまった。
  3. 顔色がどんどん悪くなっている。
  4. 食欲がない。
  5. 面会に行くとフロアーに入る事に難色を示す、いつも談話エリアに車椅子で連れて来られる。
    →入所前の見学でも入所予定フロアーしか見せてもらえなかったそうです。 

その他にも色々とお話しを伺ったのですが、気になる点が多数有る事と体調変化の様子から緊急性が高いと判断し、急遽こちらで施設見学を行うと共にご家族の希望をアセスメントし、これからの施設との関わり方や生活状況の確認や情報収集方法、場合によっては転居のアドバイスも含め対応をさせて頂きました。

今回は私どもにご相談を頂きましたが、通常の場合入所してしまうと上記の不満点を相談する相手が「施設」となるので、話しがうまく進まないケースがほとんどです。 本来は行政など相談窓口はありますが、虐待などのケースでなければ穏便な解決策になりがちです。

まだまだこういった施設関係の不満、相談したいがする場所がない、我慢している方など大勢おられると私どもは考えております。 我慢した結果、認知症が進んでしまったり体調悪化により病院への入院など、何のために入所したのかわからないといった結果を招く事もあります。

「終の棲家選び」、本当にそこで大丈夫ですか?

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