介護職員による虐待がまた増加!
平成25年度の高齢者への虐待調査結果が公表されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000072782.html
「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果
介護施設従事者によるもの | 家族など養護者によるもの | |||
虐待判断件数 | 相談・通報件数 | 虐待判断件数 | 相談・通報件数 | |
平成25年 | 221 件 | 962 件 | 15,731 件 | 25,310 件 |
平成24年 | 155 件 | 736 件 | 15,202 件 | 23,843 件 |
増減 | + 66 件(42.6%) | +226 件(30.7%) | +529 件(3.5%) | +1,467 件(6.2%) |
判断件数の増加も由々しき問題ですが、ここでは「相談・通報件数」の大幅な増加が大変な問題だと捉えるべきではないでしょうか。
「判断件数」は立入りや聞き取りを行った後手の調査にて判明した数で、証拠が得られなかった事案も多くあるとも考えられます。 また通報に至らなかった件数がまだ多く存在する可能性を考えると、実際の件数はこの数倍になると予想しても決して大げさではないと考えられます。
もうすぐ平成26年度が終わろうとしています、最新調査結果の公表はかなり先になると思いますが更に増加していると考えると大変悲しい現状です。
大変厳しい環境で介護をされている素晴らしい介護職員の皆様にとっては、この一部の問題職員(犯罪です)のために気づき上げた信頼を揺るがす結果にもなりかねません。
今後も私どもは悲劇を未然に防ぐ施設内の「覆面調査」などの取組みを進んで行って参ります。