特別養護老人ホームの入所女性に暴行、元職員逮捕!
いつもご覧頂き有難う御座います、また初めてお越しになられた皆様には「人となり」の活動を知って頂く機会になれば幸いです。
記事の出だしでいつも書きますが、最近介護施設での虐待報道が多いことに驚かされます。 厚生労働省の調査でも虐待通報、認知件数は右肩上がりで増えている事からも、発生件数が増えたのは間違いないと思いますが、世の中の注目が集まっていることで報道機関も積極的に報道していると推測することも出来るかと思います。
(残念なのがデータ取りまとめの関係か、虐待件数の公表が1年遅れになってしまう点です)
今回の事件は千葉県四街道市で「社会福祉法人 千葉シニア」が運営する「特別養護老人ホーム まごころ館四街道」の職員が、入所している半身麻痺の女性入居者に対して、右耳に縫う程の怪我を負わせたとのこと。
【 時 系 列 】
他職員が怪我に気が付き上司へ報告(5月29日)
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施設が家族へ報告
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家族が高齢者虐待として警察へ被害届提出
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職員退職(6月6日)
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元職員逮捕
捜査で元職員は「手で引っ張ったことに間違いないが、物は使っていない」と供述しているそうです。
今回の事件に対して発生した事業所の山崎均施設長は「従業員に対しての指導と再発防止の取組み」とコメントを出されていますが、こちらの事業所のホームページには研修風景などが掲載され、ご家族から見てもしっかり職員教育がなされている様に見えます。これを見て家族が選ばれていたとしたら、家族はどの様な情報を信じて施設を選んで良いのか判断に困ってしまいます。もしかしたら施設を信頼するばかり、虐待など考えてもいなかったかもしれません。
今回は入居者様が被害者ではありますが、一人でもそういった事件を起こした結果、今まで気付き上げた地域での信頼を一日で失い、その回復をするために他職員や事業所が長い年数を掛け、信頼回復をはかっていかなければならない点ではどちらも被害者と言えなくはありません。 この事件を起こした元職員は入居者・ご家族様を裏切った許しがたい職員である一方、まじめに従事している同僚を貶めるような行動にも怒りを覚えてなりません。
今回の事件は大きな怪我が発端で家族への連絡が行き、家族が十分な説明を受けられず被害届を出されたのかなとも考えられますが、もっと軽微な怪我やアザ程度だったらどうだったのか?家族が被害届を出さなかったらどうなったのか? まだまだこの業界の闇の部分は大きいのか…
千葉県ではこの様な高齢者虐待対応マニュアルが整備されています→ 虐待対応マニュアル