居宅ケアマネジャーの選び方
介護保険を申請し、やっと介護度が決定した後にぶつかる壁が「ケアマネジャー選び」ではないでしょうか。
いままで数百名の方々にお会いしてきましたが、ご自身や家族がケアマネジャーを自力で探し、契約したケースは5割以下(当方調べ)です。
*ケアマネジャーは、居宅介護支援事業所に所属しています。
ケアマネジャーを選ぶ一般的な方法
- 市区町村が発行しているサービス事業所一覧から選ぶ
- 市区町村窓口で紹介を受ける(← 行政は基本的に特定事業者を紹介しません)
- 地域包括支援センターで紹介を受ける(地域で呼び名が異なる場合もあり)
- 入院先の病院でソーシャルワーカーなど、退院調整職員から紹介を受ける
- 口コミや知合いの紹介
多くの方は上記3,4番の方法で紹介を受け、よく分からないが紹介されたからと契約したと伺います。
ちょっと待ってください! それでは、せっかくのケアマネジャーを選ぶ権利を放棄していませんか?
利用者様やご家族様に多いケアマネジャーを選定した理由
- どのケアマネジャーも、どこの事業所でも、同じ内容のサービスが受けられると思っていた
- 介護保険が難しく理解できないから
- 紹介された所が一番良いと思ったから
- ケアマネジャーが選べる事を知らなかった
- 比較するのが面倒臭いから
【予備知識】
介護保険も他産業と同じく、仕事を受発注する力関係から、下記のピラミッド構造の関係性が見られます。
☆サービス事業者はケアマネジャーなどに営業し、利用者(お客様)の紹介を受注する
☆ ケアマネジャーは、地域包括支援センターや病院に営業へ周り、利用者(お客様)の紹介を受注する
必ずしも、利用者様に最適なケアマネジャーや事業所を、紹介しているとは限りません!
知っておいて損をしないプチ知識
- 市区町村が発行しているサービス事業所一覧
→全ての事業所が掲載されているとは限らない
→ケアマネジャーは複数の市区町村を営業エリアにしている場合が多い - 地域包括支援センターや病院で紹介を受ける
→自社法人で居宅介護支援事業所を運営しているケースが多い
→自社法人に所属するケアマネジャーを紹介し、利用者を抱え込もうとするケースがある
→地域内全ての事業所やケアマネジャーを周知している分けではない
→付合いのある事業所や、営業に来たケアマネへ紹介するケースもある - どのくらいの事業所やケアマネジャーから選ぶことが出来るのか
→これは市区町村の規模によりますが、10~30事業所、50人以上のケアマネジャーから選ぶ事が出来ると考えられます
ご希望に沿ったケアマネジャーに出会う事は、そう簡単な事ではありません。
今までの長い経験を元に、ケアマネジャーの選び方アドバイス、選定サービスを提供させて頂いております。