介護報酬 全体2.27%、特養6%引き下げ
2月6日に2015年度の介護報酬改定が決定しました。
当初の予想や事前情報通り、施設介護報酬は軒並み引き下げで変わりに在宅は引き上げになりました。 特に強化されているのが「中重度」「認知症」の人向けのサービスが充実したようです。 今回のマイナス改定は9年振りとなります。 今後は住み慣れた地域で住み続ける「地域包括システム」が今以上に強化されると共に、施設の役割はより専門性の持った「重度者」「認知症」の方への生活の場を提供する事になるようです。
しかし今の施設の実力で、本当に専門的な介護が出来るのか疑問です。 施設は専門性のある所と偉い方は言いますが、「施設が」ではなくて「努力している施設が」が正しいのではないでしょうか? 元々施設には専門性を高める様な環境や、拘束力のある義務はないと思うのですが。 その結果が「実力のバラつき」です、もっと介護職の資格義務や施設の専門職の配置義務を設けなければ、いつまで経っても「頭数で行う介護」と古い体質から脱却できないと思われます。 社会福祉法人もそろそろ民間に開放して淘汰する時期ではないでしょうか、そうしなければ努力しなくても利用者がやってくる「売手市場」のぬるい環境から脱しないのでは。